「栗鼠の森」名場面集とあらすじ 〜その2〜
シマッポの国に連れて行かれた二匹は、その国の女王リンナに出会います。このシマッポの王国こそ、ブンとルキが探し求めていた「どんぐりの森のスダジイの樹」だったのです。
チーダとリンナの回想が始まります。それは子どもの頃に二匹で聞いたタブノキのおばばの話。チーダとリンナはとても仲の良い従姉妹だったのです。
感情をむき出しにするリンナ。もう昔には戻れないことを悟ったチーダはどんぐりの森を去ることに決めます。その時、ブンが倒れたスダジイの樹のそばに、小さな小さな樹の芽が生えているのを見つけます。

そんなどんぐりの森を悲劇が襲います。イタチたちが厳しい冬に備えて襲撃してきたのです。パニックに陥るリンナ。そして悲劇が起こります。リンナを助けようとして、チーダがイタチのバッサスのの鋭い爪に引き裂かれたのです。
その時、森の奥深くから懐かしい声が聞こえてきます。タブノキのおばばの声でした。「命与えられし小さきものたちよ。時を戻してはならない。永遠に生きよ!」」やがて森一面にどんぐりの実が降り注ぎ始め、イタチたちは逃げていきます。
森の奥深くまでたどりついたブンとルキ。二匹は恐ろしいリスの集団に取り囲まれます。彼らはシマッポでした。


女王リンナは、どんぐりの森にある二本のスダジイの樹の話を、ブンとルキに聞かせます。シマッポとクニッポの間には長くて暗い戦いの歴史がありました。
そして、チーダとリンナの間にも暗い過去の歴史が・・・。暗い過去の。


「お命〜〜、ちょうだいーー!!」



「リンナ、危ないーー!!」



「チーダ、チーダ、死なないで〜!」
ブンとルキの絶叫が森にこだまします。




「森を守るんだ!この森はあた士たちの森だ!リスの森だ!」リンナ、チーダ、ブン、ルキ、皆で力を合わせどんぐりの森を守ることを誓い、幕が降ります。大団円です。きっと彼らは、この森に理想の国をつくっていくことでしょう。
その(挿入歌編)