「栗鼠の森」名場面集とあらすじ 〜その1〜
物語はある日本海沿岸の地方都市。その町の公園にあるリス舎から数十匹のリスが逃げ出すところから始まります。逃げ出したリスたちは町の中央にそびえる小高い山に向います。その山の奥にある「どんぐりの森のスダジイの樹」が彼らの目指す先です。
いつものようにブンとルキがケンカをしていると、川の中の鯉から水を浴びせかけられました。
「くそみみっちいいケンカはよそでやんな。ぷはぁ!」

森の中は危険がいっぱい。初めてtの敵はバッサスという悪党イタチでした。
その悪党イタチの襲撃から間一髪救ってくれたのは、チーダというリスでした。チーダはブンやルキとは少し違っていました、二匹はリスの世界に「クニッポ」と「シマッポ」という二種類があることを知ります。
白モリアオガエルのおばさんの優しさに触れ、ブンとルキはまだ見ないふるさとを思い出すのです。
二匹の旅はなおも続きます。はたしてブンとルキはどんぐりの森にたどりつけるのでしょうか?
その集団から二匹の子リスがはぐれてしまいました。その名はブンとルキ。二匹はいつもケンカばかりしています。だから、罰として一本の縄で繋がれているのです。ケンカの原因はいつも「半分こ」・・・。二匹はうまく半分こすることができないのです。

それは、何十年もこの川に住んでいる老鯉でした
公園のリス舎の中で二匹のお姉さん代わりをしてくれていたアネゴを思い出し、二匹は思わず泣き出してしまいます。

チーダのことが気になってしょうがないブンとルキ。二匹はチーダの秘密をモリアオガエルの夫婦から聞くことになります。チーダは「クニッポ」と「シマッポ」両方の血が流れる混血リスだったのです。

「ひゅるらぴーひゅー、ひゅるらひゅ〜、ふんわりまんまるわらべのこころ、風にくるまれ、ひゅるらひゅう」・・・モリアオガエルの子守唄はルキを感傷的にさせます。
その