第3回公演
影絵ファンタジー『羽衣伝説』

第17回国民文化祭開催事業 羽衣天女フェスティバル


キャスト・スタッフ

 開幕は倉吉つぼみ会バレエ教室の皆さんによる、天女・花の精・森の精たちによる美しいバレエから。
 打吹山山頂で太鼓を奏でる男の子(鼓太郎)と、笛を奏でる女の子(お春)。
 ふたりの子どもは季節を知らずに12年の時を生きてきた。地上は荒れ、春は訪れなかった。そんな中、ふたりの見たこともないような美しい月明かりのもと、月の花と呼ばれる香しい花が咲き始める。そう、12年ぶりの春の訪れだ。美しい景色に見とれるふたりのこどもたちのそばには、あたたかい面持ちでふたりをみつめる母親

 なぜ12年もの間地上には季節が訪れなかったのか?子どもたちが問うと、母は…。話は12年前にさかのぼる。
 12年前。
 神聖な羽衣石山泉のしめ縄をひきちぎると、天空より舞い降りる一羽の美しい鳥に銃口を向ける猟師・
又四郎
 『じっとしてろよ…』

 あの鳥の毛皮を売れば、きっと大金持ちになれる。引き金を引こうとした瞬間、なんと鳥は姿を変え
天女に…!
 そしてその美しい羽衣をそばの岩にかけ、水浴びをする天女。
 その美しい姿に、又四郎も思わず感嘆の声をあげる。
 そして天人も地上に舞い降りる。一年に一度の天女との再会。しかし…。

 そう、又四郎はなんと、天女の羽衣を盗んで帰っていったのだった。羽衣を取り戻すべく呼び寄せられる、天界のしもべ、
銀狐
 羽衣のかわりにと、天人は梟に仮の衣を作るようにと命じる。
 優しい鳥たちの羽を借りて作った仮の衣を授かる天女。

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