「天女の仔」名場面集とあらすじ 〜その2〜
皆既日食の日、クラは白狼に導かれ、羽衣石山の泉に向かいました。
この泉はクラとレンの両親が初めて出会った場所だったのです。
「光の力」と「風の力」、クラとレンに備わる力の素晴らしさを説く乙名樹。クラは気高き「光の力」を父への憎しみから「火の力」に変えてしまったのだと気づきます。
父親が大なまずに姿を変えていたこと。
母親が天に昇って行ったのではなくこの泉の水底に眠っていること。
衝撃的な事実を知ったクラは錯乱し、
とてつもなく大きな「火の力」を体中に集めます。
そして、その恐ろしい力を爆発させようとした瞬間!!

レンでした…。レンがクラの「火の力」を止めたtのです。
そこでクラは、乙名樹(おとなぎ)という森の精に出会います。
乙名樹の話はクラが初めて知ることばかりでした。


「あたいには父も母もいない!」「あたいは悪魔の子だ!」怒りをあらわにするクラの目の前にようやく父親が現れます。憎むべき父親は、心を捨て、大なまずに姿を変えていました。
「やめてぇ〜〜〜〜!」闇を切り裂くような大きな声が山中にこだまします。


「お前が呼んだのか?」「もう一度、もう一度、呼んでおくれ」  
「ク…ラ…。」 「八年ぶりだ。お前の声…。」
 クラはレンをひしと抱きしめました。


その